バックナンバー:2016

■南雲さん・・(12月28日放送)
年末に年賀欠礼のはがきが数多く届く。
その中にはまさかと思う人が含まれていて寂しい思いがこみ上げてくるものだ。
味噌蔵の社長、南雲さん。取材でたくさんお世話になった方だ。
蕎麦が大好きで、何時か「そば食いの旅」に行こうと誘われていたが、叶わなくなった。
■鉄塔解体・・(12月21日放送)
車で走っていたら、高圧線の鉄塔を解体しているシーンに出会った。
めったに見れないと思い、カメラを持ち出し撮影。
寒風が吹く中、ボルトを1本1本外し、外れた鉄骨をクレーンで下におろしていた。
単純な作業だが何故か引き付けられて、気が付いたら自分の体もすっかり冷えていた。
■佐渡島のかけら・・(12月14日放送)
海岸で佐渡島を眺めていたら、
水平線上の佐渡島から少し離れたところに、島影のようなものが見えた。
しかもそれは海面から少し浮いている。
きっと今まで佐渡島と思っていた部分は島の全部ではなく、
両端は水平線の下の隠れていたのだろう。
大気の関係で隠れていた部分が浮き上がったに違いない。
■新潟ジャズコンテスト・・(12月07日放送)
先月、新潟市で新潟ジャズコンテスト本選が行われ、
予選を通過した20数名のプレイヤーが熱い演奏を繰り広げた。
プレイヤー部門金賞、観客賞の2部門を制覇したのは、
なんと兵庫県の中学生の石井陽太君。
スピード感あふれるアルトサックスの演奏は観客を驚かせた。
■池上げ・・(11月30日放送)
先月長岡市で錦鯉を池から揚げるところを撮らせていただいた。
山の中の棚田のように作られた錦鯉の池で、
網を使いゆっくりと鯉を集め、そっと抱きかかえるように水から揚げる。
巨大な鯉はほとんど暴れることなくすっと袋の中に取り込まれた。
人の手から鯉に愛情が伝わっているような気がした。
■蛭野・・(11月23日放送)
五泉市の蛭野は銀杏の産地で、
11月下旬から集落全体がイチョウの黄葉で真っ黄色に包まれる。
鮮やかな色の中を歩くと、ずっとその場に留まりたくなるような気持ちになる。
地元の方がこの時期だけ開く
「銀杏茶屋」も大人気で美味しい銀杏のてんぷらなどが食べられる。
■サーフィンの季節・・(11月16日放送)
日本海の夏は波が少ないため、
サーファーの人たちはこれからが活動シーズン。
北西の季節風がビュンビュン吹くような日にたくさんのサーファーが海岸に集まってくる。
震えながら着替えをしているところがすごい。
 
■スーパームーン・・(11月09日放送)
来週14日はひときわ大きな満月が観られるという。
昨年の9月にもスーパームーンがあったが、
水平線に落ちていくところを撮りに海岸へ出かけた。
いつものことだが水平線に近づくにつれ見る見る月が消えていき、
接触するところは撮れなかった。
今回こそ。
■紅葉の山・・(11月02日放送)
各地で紅葉が真っ盛り。
昨年は阿賀町の上川地区に撮影に行った。
ここはブナの原生林広がっていて、雑木林とは違い、山全体がオレンジ色に染まる。
頂上付近ではすでに落葉していて、息をのむようなスケール感あふれる山の風景に出会える。
■鮭漁・・(10月26日放送)
晩秋、新潟のいろいろな川で鮭の漁を見ることができる。
信濃川では小さな船で一人黙々と、網を揚げるシーンに出会った。
夕日で黄金色に輝く川面に、漁師と船がくっきり浮かび上がって美しい情景になった。
■秋の海岸・・(10月19日放送)
夏に賑わっていた海岸も、10月になると人影も見られなくなってくる。
そういう海岸は私にはとても居心地のいい場所で、
波の音を聞き冷たい風に吹かれているうちに、体の中の野生が蘇ってくるような感じがしてくる。
■芸妓遊び・・(10月12日放送)
伝統ある新潟芸妓だが、芸妓とお座敷遊びをする機会はめったにない。
近年新潟では観光の柱として頑張っている芸妓さんたちなので、
私も撮影させてもらう機会が多いが、できれば撮影なしでお座敷遊びをしてみたいものだ。
■用水路・・(10月05日放送)
400年も前、稲作のため上越地方の農民が自ら作ったという上江用水路を撮影に行った、
どこにでもある、コンクリートの水路だが、
すべての田んぼに水が行き渡るように、高いところを通しながら26㎞も続いているという。
幹線から網のように分水させ、多くの田んぼで稲が育つ。命の水が運ばれているのだと思った。
 
■すばるの季節・・(09月28日放送)
夜8時過ぎ、東の空からすばるが昇ってくるようになった。
長年いろいろな場所で星空を見上げてきたが、
真冬のオリオン座、夏の天の川に次いで秋の澄んだ空に輝くすばるが心に残っている。
仕事からの帰り道、夜空にすばるがいると秋が深まったことをしみじみ感じる。
■動かない雲・・(09月21日放送)
見附市で建物を撮影中太陽を雲が隠し、なかなかシャッターが切れない。
小さな雲なのに全く動かず5分、10分と経つ。
それならばと振り返って、このしぶとい雲を撮影した。
雲は同じ位置でだんだん小さくなって行き、やっと太陽が顔を出したのはカメラを構えてから20分後だった。
■小出さんがんばれ・・(09月14日放送)
今年も9月4日、弥彦山を駆け上る自転車レース「新潟ヒルクライム」の撮影に行った。
しかし私がいつも撮影するのを楽しみにしていた、
新潟自転車界のレジェンド・小出さんの姿はなかった。
80歳を過ぎバリバリ坂道を登ってくる小出さんは昨年交通事故に遭い、今も入院中。
また元気に走る姿を見せてほしい。
■はばたけ21・・(09月07日放送)
夏休みにロシア、中国、韓国、日本の小学生が合宿しながら
新潟で交流するイベント「はばたけ21」の撮影をさせてもらった。
子供たちの行動の端々に文化の違いが見え隠れして、撮影していて本当に楽しい。
■流星群・・(08月31日放送)
今年の夏、ペルセウス座流星群は快晴に恵まれた。
一晩中流れ星見物を楽しんだのは10年以上ぶりとなった。
それにしても空は広い。広角レンズをつけたカメラで撮影したが、
大きな流れ星はみんな画面の外だった。
残念。
■冬の準備・・(08月24日放送)
以前夏に「冬などまだまだ先のこと」と思って訪れた津南町の秋山郷。
夏の強い日差しの下で、保存食に使ういろいろな植物が庭先で干されていたり、
暖房用の薪が家の周りや田んぼの脇に高く積まれていて、
冬への準備が着々と進められていることを知った。
■吉川君・・(08月17日放送)
吉川君は高校入学とともに自転車競技をはじめ、
学校に自転車部がないため一人で黙々と練習を積み上げてきた。
3年生の県大会では優勝も経験したが、いよいよ競技生活も終了。
いつも路上で彼の姿を見てきたので「よく一人で頑張った!」と称えてあげたい気持ちになった。
■仁王・・(08月10日放送)
お寺の門に仁王の像があると必ず撮影する。
仏敵を追い払う役割だそうで、
その恐ろしい顔は被写体として撮りがいがある。
先日新潟市の大栄寺の仁王を撮影させてもらった。
木漏れ日がスポットライトのようにの顔を照らし、迫力ある姿が撮れた。
■草野球・・(08月03日放送)
大人が野球の試合をしているのを見ると、
昭和に逆戻りしたような郷愁を憶える。
子供のころ身の回りには野球があふれていた。
小さな空き地でも子供から大人までキャッチボールやゲームをして遊んだ。
写真は上越市での1枚。
■夏の海・・(07月27日放送)
海がにぎわう季節になった。
海岸の堤防から俯瞰すると、沖には貨物船、釣り船、海岸近くにはヨットやジェットスキー、
そして砂浜には海水浴の家族と、一つの画面にさまざまなものが入ってきて撮り飽きない。
■はさ木・・(07月20日放送)
新潟の田園風景も鮮やかなグリーンになった。
稲刈りのあと天然乾燥されるお米は「はさ木」に掛けられるが、
今は限られた地域でしか見ることができない。
新潟の田園風景は、はさ木があることで魅力を増している。
■牧之通り・・(07月13日放送)
南魚沼市の塩沢にある牧之通りへ撮影に行った。
江戸時代の三国街道の宿場町をイメージして街並みが整備されている。
人通りのない夕方、夜景を撮りながら、遠い昔を想像してみた。
■床柱・・(07月06日放送)
文化財の指定を受けている、
新潟の老舗日本料理店「大橋屋」の建物は、撮影を始めると撮り飽きることがない。
材木の虫喰いの跡をそのまま柄として生かした床柱に、昔の大工のアイデアの広さを感じた。
■南十字星・・(06月29日放送)
もう十数回、沖縄の最南端・波照間島に行っているが、
南十字星を見ることができたのは2回しかなかった。
沖縄の天気が悪い冬から春、水平線すれすれに昇ってくるためチャンスは少ない。
今年4月、不思議と南十字星の方向だけが晴れ、3度目の対面となった。
■カンムリワシ・・(06月22日放送)
西表島で木にとまっている、カンムリワシを撮ろうと車を止めたところ、いきなり地上に降り立った。
そっと近づいたら、大きなトカゲを捕らえた様子。
少しずつ間を詰めていき、捕食の様子を撮影することができた
■小倉千枚田・・(06月15日放送)
佐渡は山が海岸に迫っている地域が多いので、
いたるところに棚田がみられる。
有名な小倉千枚田を訪ねたが急斜面なため、
まるで水路のような細い田んぼになっていた。
とにかくお米を作りたいという佐渡の農民の執念が感じられる風景だった。
■羽茂祭り・・(06月08日放送)
佐渡市の羽茂祭りで行われる伝統芸能「つぶろさし」。
美人ですらっとした女性と、顔は悪いがグラマーな女性との間で、
心が揺れる男性の様子をコミカルに踊る。町を回りながら所々で止まり踊り始める。
受け継がれてきた踊り手の動きは見事だった。今年は6月15日に開催。
■イトトンボの羽化・・(06月01日放送)
たくさんの虫たちが生まれてくる季節になった。
水辺に行くとイトトンボが羽化したばかりで、植物の茎に捕まってじっとしていた。
飛び立つのを見送ろうとしばらく待っていたが、
水の中にもヤゴやいろいろな水生昆虫が泳いでいて見飽きることがなかった。
■火星が接近中・・(05月25日放送)
2年2か月ごとに地球に接近する火星が、ちょうど見ごろになっている。
最接近は5月31日。今回の接近では、
近くにさそり座のアンタレスや土星も見えていて、とても華やかな星空になっている。
写真は4月に撮ったものだが、一番輝いているのが火星。
■林の中の藤・・(05月18日放送)
普段は緑一色で生い茂っている雑木林も、
春は次々に花が咲いて華やかになる。
新潟市の防風林に入ると野生の藤が満開で、
こんなにたくさん育っていたのかと驚かされた。
■ワカメ拾い・・(05月11日放送)
柏崎市の海岸を車で走っていると、たくさんの人が砂浜に出ていた。
近くに行ってみると、皆さんワカメを拾っている。
沖の岩場から波でちぎれたものが、流れ着くのだそうだ。
私も混ぜてもらい、夕食で美味しくいただいた。
■夜桜と流れ星・・(04月27日放送)
今年は日中、花見をするチャンスがなかなかとれなかった。
ならば夜桜でも撮影しようと、五泉市の早出川沿いにある桜を訪ねた。
昔小学校があった跡地と見られる場所に10本ほどの桜が咲いていた。
見上げて撮影していると流れ星が木の間を飛び、幸せな気持ちになった。
■水道塔のある公園・・(04月20日放送)
長岡市に仕事で行って時間があると、よく水道塔のある公園へ足を運ぶ。
塔や建物はレトロなのに、
高校生、大学生など若者が多く集っていて にぎやかだ。
スマホの自撮りで1時間半も楽しんでいた高校生。
過ぎ行く時間がまぶしかった。
■県境の夫婦・・(04月13日放送)
2年前にリスナーの方から情報をいただいて、鼠ヶ関のお祭りを撮影 し た。
神輿が町内を巡り、最後は川に入って流される神輿とともに 進むという奇祭だ。
町は山形と新潟の県境にあり、
県境の家の老夫婦が 味わいのある方々で1枚撮らせてもらった。
■新潟の魚市場・・(04月06日放送)
朝5時、一斉に競りが始まった。
新潟の競りは、だんだん価格を下げていくやり方だ。
周りの人の様子を伺いながら、いつ声を出すか。緊張感が漂う。
■早春の星空・・(03月30日放送)
星空は時間とともに変わり、夜半過ぎには季節を先取りしてくれる。
関川村の荒川のほとり、次々に昇ってくる星たちは、もうすでに夏の星座だった。
■妙宣寺・・(03月23日放送)

佐渡には重厚な寺が多い、妙宣寺には県内唯一の五重塔をはじめとして、巨大なかやぶき屋根や見事な彫刻があって、いつも撮り飽きるこ とが ない。
■北沢浮遊選鉱場後・・(03月16日放送)
団体ツアーで佐渡へ渡った、今まで何度も行った佐渡金山の遺跡だが、旅仲間がいるとリラックスして撮影することができた。
迫力ある遺跡とフキノトウを採集するおばちゃんたちが面白い雰囲気を出していた。
■雪に埋もれた暮らし・・(03月09日放送)
先月初め、阿賀町の限界集落に行ってきた。
少雪とはいえ1メートル近い積雪の中、
2軒3人の老人がじっと春を待つ暮らしが続いていた。
あとひと月の辛抱だ。
■とち餅・・(03月02日放送)
村上市の「しな織」を撮影に行った際、おやつで栃の実が入った餅をごち そうになった。
都会ではなかなか食べる機会がないが、
独特の風味が効いていて、何も付けなくても美味しい。
栃の実の下処理は、灰にまぶしたりなど、とても手間がかかっているそうだ。
■しな織・・(02月24日放送)
村上市の山北地方で、シナの木の皮から繊維を取り出し、
それで布を織り上げる「しな織」を撮影させてもらった。
糸を作るまでにもたくさんの工程があり、
希少な織物だが、地域の方々によって細々と作られ続けてきた。
■新しいレンズ・・(02月17日放送)
星空を撮影するために15年ぶりくらいに新しいレンズを導入した。
暗い星空をはっきり撮影できるレンズはとても少なく、今まで2本しか使えなかった。
今度はとても広い範囲が画面に入る、超広角レンズで、
今までにない新鮮なイメージで星空を写し撮れる。晴れた晩が楽しみになった。
■大白倉バイトウ・・(02月10日放送)
十日町市の大白倉地区で行なわれる大白倉バイトウ。
バイトウとは小屋の事で、
木の枝で屋根をかけた大きな雪の部屋で、宴会が開かれる。
最後はその小屋を燃やしてしまう、痛快な正月行事だ。今年は少雪で延期、2月14日に行なわれる。
http://www.niigata-kankou.or.jp/sys/data?page-id=3510
■レルヒさんの机・・(02月03日放送)
上越市の日本スキー発祥記念館に取材でお邪魔した。
日本にスキーを伝えたレルヒ少佐の机が展示してあり、
手の込んだ彫刻に目を奪われた。
ある国の人が他国に文化を伝えることの大きさを考えさせられた。
■襟裳岬・・(01月27日放送)
真冬の北海道は以前何度か撮影に行った。
襟裳岬にも何度も足を運んだが、噂通りの強風がいつも吹いていた。
一人で岬に立つと、何故か元気が出てきたのを憶えている。
■土木工事・・(01月20日放送)
新潟東港で巨大なコンクリートを運搬するというので、撮影させてもらっ た。
何か月もかけて造られてきたコンクリートの塊が水に浮いているのも不思議だし、
すごい重さなのに小さな船で引いていけるのも信じられない感じだった。
■空のないホーム・・(01月13日放送)
最近は東京に出張に行くと、あまりの人の多さに一刻も早く新潟に帰りたくなる。
帰りのホームでカメラを構えると、
頭上がビルで覆い尽くされ、ほとんど空が見えない都会の風景があった。
■おせち料理・・(01月06日放送)
新潟の老舗「行形亭」のおせち料理を撮影させていただいた。
長い時間をかけて下ごしらえされた料理がぎっしりと入っていて、力強さが漂っている料理だった。

渡部 佳則  Yoshinori WATABE
誕生日:4月16日 星座:おひつじ座 血液型:B型

新潟県見附市生まれ。
中学校教員から写真家に転身。広告、ドキュメンタリーの撮影のほか
日本全国の「星空のある風景」や新潟県の手仕事をはじめとした「職人」をテーマに撮影活動を続ける。
’96日本写真家協会展銅賞。写真集に「古町’99-2000」。
日本写真家協会、世界環境写真家協会会員。新潟市在住。

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