バックナンバー:2017

■トンネル貫通式・・(12月06日放送)
三条市から福島県に抜ける国道289号線は八十里越と呼ばれる人しか通れない国道だ。
車道の建設は30年以上かけて工事が行われている。
その中6号トンネルの貫通式を撮影させてもらった。
何年もかけて掘り続け、向こうから光が漏れた時、
工事関係者はそれをじっと見つめていた。仕事が報われた瞬間だ。
■プレス・・(11月29日放送)
燕三条地区には金属加工の工場がたくさんある。
工場の中でひときわ迫力があるのが、プレス加工の機械だ。
熱せられオレンジ色に光る材料のところへ鉄の塊の金型が下りてくる。
金型が上に上がると平たかった材料に凹凸がつき、一瞬にして製品の形になっている。
底知れないパワーに見とれてしまいそう。
■海岸の露天風呂・・(11月22日放送)
昨年の11月、広告のため瀬波温泉で露天風呂の撮影をした。
冷たい風が吹く中、夕日が沈んで行くのを見ながらシャッターを切る。
入浴してる人たちは本当に気持ちよさそうで、
撮影スタッフ全員が「あー自分も入りたーい」と言って立っていた。
■長谷川邸・・(11月15日放送)
長岡市の旧越路町にある、旧長谷川邸は県内最古の豪農の館として、
国の重要有形文化財に指定されている。
以前真冬に撮影させてもらったことがあったが、
大きな家では暖房も効かず、床の冷たさが半端でなかった。
■秋の相野原観音堂・・(11月08日放送)
長岡市の小国地区に広がる田んぼの中にぽつんと立っている、相野原観音堂。
小さいけれど茅葺屋根と見事な彫刻が施された、立派なお堂だ。
四季折々移り変わる田園風景を静かに見守っているようだ。
■麩づくり・・(11月01日放送)
麩は保存できるタンパク源として、貴重な食品だ。
代表的なドーナツ状の車麩は長い棒に生地を巻き付け、
それを焼いたのち、さらに生地を巻き付け焼く。
3~4回繰り返すことで、縞模様の麩が出来上がる。
一人前に車麩が焼けるようになるまで、10年以上の修業が必要だ。
■弥彦山頂・・(10月25日放送)
弥彦山頂からは新潟平野と日本海がぐるっと見下ろすことができる。
夜景を撮りに山頂の神社のところで、夕方から待機したが、
この時間にも徒歩で登ってくる人が後を絶たない。
さすがに日没以降は誰もいなくなったが、素晴らしい夜景を楽しめた。
■冬の足音・・(10月18日放送)
秋はススキが美しい。阿賀町でススキが広がる場所をさがし、星を撮影した。
夜半過ぎ、見慣れた三ツ星が山の際から昇ってきた。
冬の代表星座オリオン座だ。
これから毎日、少しづつ早い時間に昇るようになり、真冬には空高く輝く。冬は近い。
■キノコ売り・・(10月11日放送)
キノコ汁などが美味しい季節。
天然のキノコを入手するには各地で開催されている、定期市へ出かけるといい。
2年前の秋、新潟市の葛塚市へ出かけると「しもたけ」というキノコを販売している老人がいた。
その日の朝、獲りたてで市に持ってきたそうだ。
■満月・・(10月04日放送)
10月4日は中秋の名月。今年は満月の少し前にあたる。
満月の場合、月の出・月の入りの時間帯は空が明るくなっているため、風景と一緒に月を撮るチャンスだ。
あらかじめ月の昇る方位、沈む方位を割り出しておき、
その方向に月にマッチする風景が入るように撮影場所を決める。
ドンピシャで決まった時は最高の気分。
■鎚起銅器・・(09月27日放送)
三条・燕地区は手仕事職人の宝庫だ。
今まで一番たくさん撮らせてもらったのが玉川堂の鎚起銅器の製作現場。
一枚の平たい銅板からいろいろな形の器が、魔法のようにできていく。
10月5日からは「燕三条工場の祭典」で一般の人も多くの職人技を見学出来る。
■チコ本田さん、板橋文夫さんライブ・・(09月20日放送)
先月末、新潟市のジャズフラッシュで
チコ本田・板橋文夫デュオのライブが行われた。
本田さんは80歳とおっしゃっていたが、
今までのジャズボーカル人生の厚みを感じさせる深みのあ歌唱が心に沁みわたった。
板橋さんのエネルギッシュなピアノも圧巻で私には久しぶりの素晴らしいライブだった。
■「はばたけ21」25周年・・(09月13日放送)
毎年夏休み、新潟、韓国、中国、ロシアの5都市の小学生が1週間にわたり新潟で交流する、
「はばたけ21」というイベントを撮影させてもらっている。
25年間ずっと撮ってきたが、ボランティアも含めた参加者の数は1万人を超えていると思う。
人と人のつながりがどんどん広がっていったイベントだった。
■松之山の戸辺さん・・(09月06日放送)
一昨年の9月に十日町市でユニークな米作りをしている、戸部さんという方を取材した。
この時代になんと、まったく機械を使わない米作りをしている。
手作業だけでも効率よく田植え、草取り、稲刈りができる、アイデア満載の道具を発明して美味しい米を作っている。
■船旅・・(08月30日放送)
先日北海道航路の船を使って、東北方面にサイクリングに行ってきた。
帰りはほとんどの時間を甲板で海を見ながら過ごしたが、
単調に感じる海上の風景が、実は目まぐるしく変わることに気づかされ、たくさん写真を撮った。
写真は外洋から見る粟島。
■新潟西港・・(08月23日放送)
新潟西港は2019年1月に開校50周年を迎える。
大型の貨物船などが東港へ入るようになってからすでに50年。
静かなたたずまいが心を癒してくれる。
のんびりとした空気の中、釣りを楽しむ女性を撮らせてもらった。
■環水平アーク・・(08月16日放送)
通常の虹は太陽を背にした方向にみられるが、太陽の方向に出る、珍しい虹がある。
夏の陽の高い時期に出やすいといわれているのが、環水平アークといわれる虹だ。
まぶしい七色が太陽の下方に輝き、短時間で消えていった。
■ペルセウス座流星群・・(08月09日放送)
今年も間もなくペルセウス座流星群の日がやってくる。
毎年たくさんの流れ星を見ることができるので、星好きには待ち遠しい天文ショーだ。
ただ、写真に撮ろうとすると、どこに飛ぶかわからない流星を捉えるのは本当に難しい。
 
■新潟まつり水上みこし渡御・・(08月02日放送)
夏祭りの季節。新潟まつりで一番好きなのが、水上みこし渡御だ。
新潟港を華々しい大漁旗を掲げた漁船が行く姿は、普段と雰囲気が一変する。
信濃川の川風に吹かれながら、港町新潟を感じることができる。
■夕暮れの海岸・・(07月26日放送)
海水浴シーズン真っ盛り、海岸は多くの人でにぎわっている。
私は夕暮れ時にカメラを持って出かけるのが好きだ。
人も少なくなり、ゆったりとした時間が流れている。
知り合いの若杉さんが、シャボン玉のパフォーマンスを始めて、海岸にいる人たちも大喜びだった。
■佐渡薪能・・(07月19日放送)
佐渡市の椎崎諏訪神社で行われた薪能を撮影しに行って来た。
長い歴史を持つ佐渡の能は、民衆によって伝承されてきた。
佐渡各地の神社で、これほどたくさんの能舞台が演じられていることが、佐渡の文化の奥深さを示している。
■森林浴・・(07月12日放送)
新緑の季節を過ぎ、森もうっそうと葉が茂っている。
十日町市の美人林は森林浴をするにはとてもいい森だ。
地面もきれいに整備されていて休日にはたくさんの人が訪れている。
できれば寝転がって、鳥のさえずりを聞きながら過ごしたい。
■世界環境写真展・・(07月05日放送)
2年前に亡くなった写真家・天野尚さんが、
世界中の自然写真家たちに呼びかけ、開催した「世界環境写真展」。
2009年に佐渡市での開催から、
全国各地を回り、今また新潟に帰ってきた。私も新潟の星空風景で参加。
17日まで新潟県民会館で開催中。
■漁火・・(06月28日放送)
イカ釣り漁船の漁火を弥彦山の山頂から撮影した。
海岸から見る漁火は水平線上を一直線に並んで見えるが、
山頂からは海のあちらこちらに散らばって見え、とても幻想的な雰囲気だった。
■田毎の月・・(06月21日放送)
十日町市で行われた、田毎の月(たごとのつき)鑑賞会へ行ってきた。
棚田を見下ろせる高台に登り、
満月が田んぼに映るのを観賞する、昔から行われてきた行事だ。
この日は雲に阻まれながら、ほんのわずかな時間であったが、月が映るのを見ることができた。
■羽化・・(06月14日放送)
庭の柚子ノ木にアゲハチョウが産卵していく。
大きくなった幼虫はどんどん野鳥に食べられて行き、無事羽化できるチョウはわずかだ。食べられる前に蛹のついた枝を室内に保護していたら見事、羽化のシーンを見ることができた。
■枝豆・・(06月07日放送)
早生品種の枝豆が最盛期を迎えている。新潟県は枝豆作付面積日本一。
秋まで様々な品種でつなぎ、食卓を楽しませてくれるが、
朝採り枝豆の収穫は真夜中の作業で、農家の方も重労働になる。
■水鏡の季節・・(05月31日放送)
ほとんどの田んぼで田植えが終わり、可愛い苗が風に震えている。
この時期の田んぼは大空を映す大きな鏡になる。
田んぼ道を歩けば、まるで空中遊泳しているような開放感を味あわせてくれる。
■笹団子・・(05月24日放送)
道路わきに車を止め、笹の葉を摘んでいる人を良く見るようになった。
新潟名物笹団子が頭に浮かぶ。以前は多くの家庭で自家製の笹団子を作っていた。
最近は笹より練りこむヨモギの葉を捜すほうが大変になった。
 
■自転車の季節・・(05月17日放送)
梅雨入り前は自転車に乗るには最高の季節だ。
大きな荷物を取り付けた自転車乗りを、頻繁に見るようになった。
向かい風で走っている自転車乗りを見ると、がんばれ!
って声をかけたくなるが、体一つで見知らぬ土地をを旅している姿は、本当にうらやましい。
■フェーリー出航・・(05月10日放送)
新潟港からほぼ毎晩、北海道航路のカーフェリーが出航する。
夜10時過ぎから、乗用車やトラックがどんどん乗り込んでゆく。
その後出航時刻まで、しばらく静寂の時間が続き、
船体がすっと岸を離れたと思ったら、どんどん小さくなっていった。
特別なシーンではないのに、なんだか不思議な感動があった。
■デイゴ・・(04月26日放送)
ほぼ毎年沖縄の八重山地方へ撮影に行っているが、4月にはいつもデイゴの花が出迎えてくれた。
最近は害虫などで花が咲かなくなった木が多くみられ、地元でも対策が講じられているという。
昨年4月、沖縄の最南端・波照間島では海が見える高台で真っ赤な花を咲かせたデイゴに出会った。
 
■ポッポ焼き・・(04月19日放送)
子供のころから親しんだ味の一つ、ポッポ焼き。
発祥と言われている新発田市では蒸気パンというそうだ。
専用の器具で手際よく焼いていく様子は、見ていて飽きない。
独特の香りと弾力なある食感。お菓子の傑作だと思う。
■佐渡金山・桜の頃・・(04月12日放送)
賑やかに大勢でわいわいやる花見も楽しいが、
ひとり静かに桜咲く雰囲気に包まれるのも何とも言えないよさがある。
佐渡金山は観光客でいっぱいだったが、少し離れると誰もいなくて、
産業遺産の下に咲く満開の桜を見ながら、心地よくいろいろな想像が広がっていった。
■執念の階段・・(04月05日放送)
古くから難所として知られていた、糸魚川市の親不知海岸。
今は国道や鉄道は崖の上を通り、
高速道路はトンネルや高架橋で難所を避けている。
穏やかな日、波打ち際まで下りてみると、
崖にコンクリートの階段が張りつくように作られ、昔の人の執念の欠片が残っていた。
■地球照・・(03月29日放送)
月齢1.7の細い月が日本海に沈むのを撮りに行った。
月明りで地上が照らされるように、月の夜を地球明かりが照らし出す。
月の欠けている部分が、満月のようにくっきり見えていた。
■昇り始めた銀河・・(03月22日放送)
毎年3月、これを見ないと春が来ないと思うくらいの被写体が、昇ってくる天の川だ。
夜明け前の2~3時ころ、
東の空から地平線と平行にうっすらと光る天の川が昇ってくる。
昨年は関川村で、今年は阿賀町で迎えることができた。
動画はこちらhttps://youtu.be/aJSnKvBTczo
■吹雪の海岸・・(03月15日放送)
積雪の少ない、穏やかな冬だったが、
3月に入って突如吹雪が舞う日があった。
何故かそわそわしてきて、忘れ物を取りに行くような気持ちで、海岸へ。
荒れる海と顔が痛くなるくらいの吹雪に、自然の荒々しさを感じながらシャッターを切った。
■酒造り・・(03月08日放送)
阿賀町の麒麟山酒造にお邪魔した。冬は酒造りの最盛期。
たくさんの蔵人が、手際よく仕事をしていた。
麹菌や酵母菌など、生物が相手の仕事だけに、
すべての工程で神経を研ぎ澄ませ、
生き物の声を心で感じながら、作業が進められていく。
■築地市場の朝・・(03月01日放送)
夜半を過ぎると築地市場は活気づく。
ターレーと呼ばれる運搬車が、
ものすごい数走り回って魚をあちらこちらへと運び出していく。
夜が明けるころ、屋上に上がると高層ビルがたくさん見えていて、
都会の市場であることを気づかせてくれた。
■木桶・・(02月22日放送)
味噌、醤油、日本酒などの工場を撮影に行ったとき、大きな木桶に出会うことがある。
今はステンレスなどの醸造タンクが普通なので、めったにお目にかかれない。
現役で仕込みに使われている木桶を目の当たりにすると、
長い歴史がどーんと伝わってきて、心が震えてくる。
■ヴァイオリン演奏・・(02月15日放送)
コンサートのリハーサルの撮影をさせていただいた。
リハーサルを撮影依頼はとても少ないので、貴重なチャンスだ。
演奏者の間近で息遣いを聞きながら、クローズアップの撮影ができる。
激しく、しかも滑らかに弦を押さえるヴァイオリニストの指はこんな時にしか撮れない。
■三面川星見・・(02月08日放送)
昨年の2月、村上市の三面川に星の撮影に行った。
雪が降り積もった河原に降りて、西に傾いてゆくオリオン座やおうし座を眺めていた。
まだまだ骨身に沁みるような寒さだったが、
冬に高かった星座たちが、地平線に近づき、星空は春に移っていた。
■雪の中の二宮さん・・(02月01日放送)
旧寺泊町の田んぼの中に立っている、二宮尊徳像。
信濃川の土手道を通るといつも目に入る。
先日通った時は雪が降っていた。
撮影していると、自分がの小中学生のころ、
吹雪の中でもみんな徒歩で通学した記憶がよみがえってきた。
■上越妙高駅・・(01月25日放送)
初めて北陸新幹線の上越妙高駅を訪れた。
周囲に市街地のない、見通しのいいところに建っていた。
メインの通路は、沈みかかった夕日の光がまっすぐに突き抜け、
歩く人たちのシルエットと影がドラマチックに浮き立っていた。
■弥彦山・・(01月18日放送)
新潟平野のどこからでも見えるのは弥彦山だ。
県外から帰ってきたとき、新幹線でも、
高速道路でも「ああ戻ってきたなあ」とほっとさせてくれる山でもある。
田んぼを雪が覆う頃、山はさらに存在感を増し、
思わず車を止めてカメラを持ち出した。
■展望台からの新潟市・・(01月11日放送)
新潟市の朱鷺メッセ展望台は周りに高いビルが無いため、360度新潟平野を一望できる。
先日夕方に上ってきたが、雪雲が次から次へと通り過ぎながら小雪を降らせてゆき、
信濃川の川面もスポットライトで照らされたように輝き、
ドラマチックな冬の風景を楽しめた。
東京から来たという観光客も釘付けになっていた。
■餅焼き・・(01月04日放送)
七輪で美味しそうに焼けているお餅。
イメージ通りに撮影するのはけっこう難しい。
丁度いい焼き色が付き、餅が膨らんできたところでシャッターを切る。
思わぬところから割れてきたり、膨らみすぎて爆発したようになったり、
撮影が終了すると食べきれないくらいの餅が山盛りだ。

渡部 佳則  Yoshinori WATABE
誕生日:4月16日 星座:おひつじ座 血液型:B型

新潟県見附市生まれ。
中学校教員から写真家に転身。広告、ドキュメンタリーの撮影のほか
日本全国の「星空のある風景」や新潟県の手仕事をはじめとした「職人」をテーマに撮影活動を続ける。
’96日本写真家協会展銅賞。写真集に「古町’99-2000」。
日本写真家協会、世界環境写真家協会会員。新潟市在住。

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